サイエンスZERO「原子炉で何が起きていたのか~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」放送詳細と動画

NHK教育テレビで、サイエンスZERO「原子炉で何が起きていたのか~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」という番組が放送されました。

NHKでは積極的に原発関連の番組を放映しておりますが、今回の番組も「今も放射性物質を放出し続けている!」など明言しており、話題になっておりましたので、その内容と、動画を紹介します。

サイエンスZERO
「原子炉で何が起きていたのか~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」の詳細

  • ミュレーションした専門家の話
    「圧力容器の真下に直径5cmの穴が開いた」原子炉の設計上の弱点、ある条件下で格納容器から気体が漏れるのは1970年代にすでに指摘されていた。
  • NHK水野「事故直後の福島第一原発。いまだに放射性物質の放出が続いている。今もまだ冷却をしなければならない。政府・東電は来年1月までに100度以下の冷温停止を目指している。」
  • 燃料は長さ4m。それを覆う圧力容器は長さ19m。その外側に格納容器。なぜ何重もの壁が破られたのか?

    エネルギー総合工学研究所・内藤部長がSAMPSONで一号基の内部を再現した。燃料集合体の位置やサイズ、圧力容器の構造・材質・配管などを入力そシュミレート。3月11日14時46分。1号基、制御棒が挿入され緊急停止したが原子が放射線を出し続ける(崩壊熱)が発生。

    崩壊熱が続くと燃料が溶け出す(メルトダウン)。それを防ぐためにIC(非常用冷却装置)が動く。

    午後2時52分圧力が低下始める=IC起動。

    3時3分、手動でIC停止。

    3時37分、津波到達で1号基全電源喪失し原子炉の中の様子が把握できなくなる。

    原子炉内部では燃料を冷やす水が蒸発、燃料全体がむき出しの空焚き状態になる

    40分後にメルトダウンが始まる。午後5時過ぎにメルトダウン開始。
    金属管の中に固められた放射性物質の燃料があるが、加熱されると金属管が熱で溶け、中の放射性物質も溶け始める。

    4時間20分後に全燃料が溶け落ちた。現場はまだ電源喪失、内部を把握できない。メルトスルーが起きる。炉内計装菅を貫通、直径5cmの穴があく。

    午後7時37分、炉内温度1450度。2900度まで熱せられた燃料が溶け出し、圧力容器の底にたまる。更に炉内計装菅が溶け、直径5cmの穴があき、格納容器に漏れ出す。午後9時21分、全燃料が溶け落ちた。事故当日にメルトスルーになっていた。
  • ニノ方教授「熱はたまっていくと温度が上がり燃料が溶ける。詳しいことはシミュレーションをしないとわからなかったが今回初めてわかった。」
  • 水野氏「事前に関係者はわかってなかった?」
    二ノ方氏「シミュレーションはなされているが、こういうことが起きるとは思ってなかった。準備ができてなかった。ICが最初に働いたのは事実だが、動かしたり停めたり、津波きた後に実際に働いたかはっきりしない」
  • 実験結果では接合部から空気が漏れ出していた。
    福島第一原発と同じ傾向。1号機でも気体が漏れたと考えられる。
    マーク1型の格納容器のヘッド部分から漏洩。
    圧力上昇で限界を超えると、ボルトにも隙間ができたり様々なところから漏れた。
  • 二之方氏「いろいろな問題が多くて、格納容器を守れなかった。反省すべきところ。起きてはいけない事故が起きてしまった。なぜ起きたか徹底的に究明すべき」
  • 水野氏「実際にいま動いている原発もあるので、同じことが起きないか心配。事故検証をなるべく早くやって、運転再開を認めるのか、自分たちで判断しなければならないので。そのための情報をなるべく早く公開してほしい」

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「原子炉で何が起きていたのか~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」の動画

※現在動画は公開されておりません、見つかり次第掲載いたします。

One thought on “サイエンスZERO「原子炉で何が起きていたのか~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る」放送詳細と動画

  1. NHKはサイエンスZEROやETV特集で放映している内容がいいので、綜合テレビジョンのゴールデンタイムに放映して<特に放射能>について、多くの人にもっと視聴していただきたい。

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