衆議院議員 徳田毅(たけし)さんのブログにて4月15日に南相馬市に訪問したときの様子が綴られていました。
そこには、南相馬市立総合病院の及川友好副院長から水素爆発が起こった際に人から人へ2次被曝する危険性もある10万cpmを計測器が振り切るほどの被爆をした人が十数人いたという事実を伝えられたと書かれておりました。おそらくメディアではなかなか報道されないと思いましたので、掲載させていただきます。
これが事実で政府が把握していたのであれば、政府は原子炉の状態だけでなく、実際の被爆者等の被害さえ隠蔽していたことになり、住民の健康への配慮がなされていないということになるのではないでしょうか。
衆議院議員徳田毅(たけし)ブログより判明した水素爆発が起こった時の被曝の事実
衆議院議員徳田毅(たけし)さんのブログによると、南相馬市立総合病院の及川友好副院長から
「3月12日の一度目の水素爆発の際、2㎞離れた双葉町まで破片や小石が飛んできた。そしてその爆発直後、原発の周辺から病院へ逃れてきた人々の放射線量を調べたところ、十数人の人が10万cpm(約833マイクロシーベルト/毎時)を超えガイガーカウンターが振り切れていたという。それは人から人へ二次被曝するほどの高い数値です」
と書かれております。そのブログには続けて
そこで爆発から2時間後の枝野官房長官の会見では、水素爆発は起こったが、格納容器が破損していないので、放射線物質が大量に漏れ出すものではない、と述べ。14日での会見では、バスにより避難した双葉町の住民の皆さんのうち、9名が測定の結果、被ばくの可能性があることを発表。 この9名のうち4名の方が少ない方で1800cpm、多い方で40000cpmの数値。 その上で専門家の判断によると、こうしたものが表面に付いているという状況に留まるならば、健康に大きな被害はない、とも述べた。
と書かれています。
ですが実際には少なくとも10数人が10万cpm(約833マイクロシーベルト/毎時)以上の被曝、さらに病院に来なかった人を含めるともっと沢山の方が被曝していたことになります。
このことが真実であれば、政府はこのことを把握していたのか、どうかは不明ですが、把握していたのであれば被曝の事実さえ隠蔽していたことになり、このようなことは決してあってはならない隠蔽だと思います。
把握していないとしてもこのような事実は国民の命の危険に関わることなので、なんとしても把握するべきことで、もっと避難等を呼びかけるべきだと思います。
被曝された患者さん、また、病院に駆け込まなかった方々が心配です。
政府は被曝範囲を過小評価しすぎていると思います、風向き等の飛散を考慮したSPEEDIで公開された飛散範囲でも本人が知らずしらずのうちに被曝している方が多数いらっしゃると思われます。政府が安全と言い続けると危機感がなくなり、実際に周辺住民でもマスクさえしていない人が多数いるようです。安全と言っていた枝野官房長官自身の福島訪問時は完全防備でした。放射能や放射性物質は目に見えない分、危険性が把握しにくいのでもっと政府は力強く危険性を訴えるべきだと思います。