土壌汚染【福島原発の放射能汚染】

今後福島原発周辺では「土壌汚染」が問題になってくるかと思われます。

現在福島原発より飛散している放射性物質は主に「放射性ヨウ素」と「セシウム」というものです。
特にセシウムという放射性物質は、揮発性が高く飛散しやすく、さらに半減期(放出する放射能が半分になる期間)が30年と長く、主に土壌汚染の原因となります。

有名な1986年に起きたチェルノブイリ原発事故ですが、土壌汚染が現在も続いています。

土壌汚染が与える被害

土壌汚染されると、農作物が育てられなくなります。
仮に育てたとしても放射能汚染された食物ができてしまい、食べることができませんので農家の方々への経済的な被害も発生します。

また、放射性物質なので、放射能を出し続けます。
土壌汚染がひどい地域では、少なからず被曝することになりますし、内部被曝の危険性も高まりますので、あまりにもひどい土壌汚染の場合は、人は住めなくなってしまいます。

原発周辺では現在も土壌汚染の原因となるセシウムが検出されています。
この状態が続けば続くほど、周辺地域の土壌汚染が進み、だんだんと生活しにくい地域になっていってしまいます。

現時点でも原発近くの周辺の避難地域は再度人が住めるかどうかわかりません。
強制移住の可能性があると思います。

土壌汚染「チェルノブイリ強制移住」以上 京大助教試算

現時点でも下記のような予想されている今中哲二さんという方もいます。

東京電力福島第1原発の事故で、高濃度の放射性物質が土壌などから確認された福島県飯館村の汚染レベルが、チェルノブイリ原発事故による強制移住レベルを超えているとの試算を、京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子炉工学)がまとめた。

文部科学省の調査で20日に採取した土壌から放射性のヨウ素1キログラム当たり117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレル、雑草からヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルが確認された。土壌中のセシウムは通常の1600倍以上だった。

ひまわりを植えると放射能で汚染された土壌が浄化される‏

現在話題になっているひまわりですが、放射性物質の吸収力が高い植物のようで、チェルノブイリ原発事故でもひまわりが多く植えられたようで、「土壌が浄化される」と話題ですが、実際は吸収力はたしかに優れている(セシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積する)のですが、放射性物質を除去するわけではないので、植えると放射性物質がなくなるというわけではありません。

吸収後ヒマワリ自体を運搬しなければならず、空気中や根の届かない範囲の放射性物質に対する効果は期待できませんので、人が住める土壌まですぐに回復させるような効果は期待できません。

今後の福島原発長期化の予想により不安視される土壌汚染

現在福島原発内部から出てきたと思われる水から、高い放射線量(1000ミリシーベルト/毎時)以上が計測され、人が近づいて作業することが困難な状況です、さらに建物外の水でも高い放射線量が測定されましたので、漏れている部分を特定し、修復しなければなりません。この水は2号機が空焚き状態となった時に燃料のメッキが溶けてしまい、燃料に触れた水が流れでたものと予想されています。

これにより、メルトダウン(炉心溶融)がある程度進んでいる可能性もかなり上昇し、原因究明と修復までに長期化する可能性が高くなってきました。

放射線量の高い水も漏れ続けると土壌汚染や海洋汚染につながりますので、長期化すればするほど土壌汚染が進んでいくことになります。

また、放射性物質のプルトニウムは毒性が非常に強く、半減期も2万4千年と長いことから仮に飛散した場合は甚大な土壌汚染が予想されます。

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