【JAXA】放射性物質が見える(可視化)カメラ「超広角コンプトンカメラ」詳細と画像

「超広角コンプトンカメラ」による放射性物質の可視化

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、次期X線天文衛星ASTRO-Hに搭載予定のガンマ線観測センサの技術を応用し、ガンマ線を放出する放射性物質の分布を可視化する新しい装置「超広角コンプトンカメラ」を試作いたしました。

福島原発事故を機にさまざまな放射能測定機器が開発されていますが、放射性物質の可視化ができる装置は初めてで、除染に使える最適な装置になりそうです。

JAXAが開発!放射性物質が見える(可視化)カメラ「超広角コンプトンカメラ」詳細

この装置は放射性較正線源 (バリウム133 (Ba-133)、セシウム137(Cs-137)、ナトリウム 22(Na-22)) を可視化できる装置で、地面に置いて撮像を行ったのが以下の画像。
JAXA放射性物質の可視化の画像
それぞれの核種の分布を同時に画像化し、バリウム133を緑、セシウム137を赤、ナトリウム 22を青で表示。
この装置は、広い視野(ほぼ180度)と核種に固有なガンマ線を識別する能力を生かして、敷地や家屋に広く分布したセシウム137(Cs-137)やセシウム134(Cs-134)について画像化できることから、サーベイメーター等を用いた人力による従来の調査では困難であった、屋根などの高所に集積する放射性物質も画像化することが期待されます。

今後、JAXAとJAEAは、東京電力株式会社の協力のもと「超広角コンプトンカメラ」を用いた放射性物質の除染作業等について、実用化に向けた検討を進めるようです。

まだ試作機段階ですが、はやく実用化して除染作業に導入されてほしいですね。

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