ダイヤモンドオークション サイト閉鎖!サクラ疑惑ペニーオークション訴訟!

ペニーオークション訴訟

ペニーオークションと言われる入札するのに手数料がかかるオークションのサイトでサクラ疑惑があがり、NPO法人「消費者支援機構関西」(大阪市)が「ダイヤモンドオークション」という名前のサイトの運営会社に対して消費者団体訴訟を起こしたと報道されました。

報道後「入札機能に不具合が生じた」として「ダイヤモンドオークション」サイトは閉鎖されました。
実際にペニーオークションで落札できるものなのでしょうか?
ペニーオークションの実態について記載します。

ペニーオークション提訴内容

入札ごとに手数料が必要なインターネットの「ペニーオークション」で購入意欲をあおる「サクラ」を介在させたとして、NPO法人「消費者支援機構関西」(大阪市)が運営会社(東京)に全国初の消費者団体訴訟を起こすと通告したところ、突然、サイトが閉鎖されたことがわかった。参加者に何度も入札させ、不当に多額の手数料を得ていた疑いがあったという。同機構は一定の成果とし、同種サイトの監視を強める。

同機構は消費者契約法に基づく適格消費者団体。不当な行為をする業者に書面で改善を申し入れ、消費者に代わって提訴することもできる。

ペニーオークションは運営者側が出品するのが特徴。参加者は1回入札する度に50~75円程度の手数料を運営者側に支払う仕組みだが、入札を繰り返しても落札できなければ多額の手数料を損することになる。

今回、閉鎖されたのは「ダイヤモンドオークション」。家電製品などが出品され、全商品とも0円からスタート。参加者が入札すれば、価格は商品によって1~15円ずつ上がり、終了時間が20秒間延長される。

同機構が入札履歴などを調査した結果、5月中旬の24時間で落札された商品220点の市場価格は、同社の売り上げ(落札価格と手数料の合計)の約5倍に上っていた。

こうした状況から同機構は「もともと商品を用意せず、サクラに落札させ、手数料だけを得ていた」と判断。昨年10月から調査を始め、運営会社と書面のやりとりをしたが、明確な回答がなく、今年8月下旬に提訴の方針を伝えた。

ペニーオークションとは?

ペニーオークションとは、英国の通貨単位「ペニー」にちなみ、安く入札できるという意味を持つオークションで、基本的に運営会社が出品した商品に対してオークションがおこなわれ、入札するたびに50円程度の手数料を支払う仕組みです。
安く購入できる!などをキャッチコピーに、2009年ごろから日本で数々のサイトが開設され、そのころからサクラ疑惑や、自動で終了間際に入札されるbotと呼ばれる自動操作への疑いが生じてきました。

ペニーオークションのサクラ疑惑や自動botの実態

入札のたびに手数料が発生する仕組みであることから、運営の収入は主にその手数料です。
オークションは誰でも締切間際に入札し、ギリギリで安く買いたいと思うものです。
ただ、ペニーオークションだけでなく、ほとんどのオークションというのは締切間際の入札であっても時間が30秒ほど延長され、その間に誰かがまた入札をした場合さらに30秒ほど延長される仕組みになっています。

今回の訴訟の内容についても、ユーザーに落札をさせないようにギリギリで運営がサクラやbotと呼ばれるシステムを使用し、入札をし続けたのではないかと疑問が持たれています。
利用したことがある方なら実体験としてほとんどの方が締切間際の入札で入札後に入札されてしまい、また延長時間が30秒という短い時間なので焦ってさらに入札、ということを繰り返し、いつの間にか手数料だけでそれなりの金額になってしまったことがあると思います。

おそらく落札できた人はほとんどいないのではないでしょうか?
ペニーオークションでのサクラやbotの話題は定期的にネット上で議論されますが、落札できたという人が現れることはほとんどありません。

運営が手数料で稼ぐということがある以上、入札手数料の合計が商品の仕入れ価格よりも大きいものでないといけないということは例えば、仕入れ価格3000円の商品の場合、0円スタートで60回の入札が必要になります。
日本のオークションの最大手のYahooオークションを利用したことがある方はわかると思いますが、たとえ0円スタートでも60回も入札されるのは相当難しいものであります。

今回の「ダイヤモンドオークション」というサイトは手数料が商品価格の約5倍になっていたと報道されています。

ペニーオークションはこういった仕組みから、利用者からさくら疑惑、bot疑惑が生じるのは無理もありません。
今回初めてペニーオークションが訴訟されましたが、もしも正常な運営であるならば、裁判で正々堂々と証拠を提示し、潔白を証明してほしいものです。

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