熊本県地震被害情報・九州電力管内 約1万6000世帯で停電

経済産業省によりますと、熊本県で震度7の激しい揺れを観測する地震が起きた影響で、午後10時の時点で、九州電力管内ではおよそ1万6000世帯で停電が起きているということです。

今後も余震もあり、停電地域が拡大する可能性もあります。
これから避難する方々は避難時にはブレーカーを落とす、ガスの元栓を閉めるなどしてください。
停電復旧からの火災の原因となる場合があります。

福島第一原発停電。原因不明、燃料プールの冷却も停止

使用済み燃料プール

18日午後7時ごろ、東京電力福島第1原発で停電があったと原子力規制委員会に連絡がありました。
事故対応に当たっている免震重要棟が停電し1、3、4号機の使用済み燃料プール代替冷却システムなどが停止しています。

1~3号機の原子炉への注水に問題は生じていない模様で、放射性物質を含む汚染水を処理する装置や、3号機の格納容器ガス管理システムの一部は停止している模様です。

冷却できないと発熱により融解し放射能を拡散してしまう使用済み燃料プール

今回の停電により燃料プールの冷却もが停止しています。
使用済み燃料といえど、冷却されない場合徐々に発熱し、最悪の場合融解し放射性物質を拡散してしまう大変危険なものです。

2011年の事故当時に燃料プールに消防隊が命がけで放水していた場面を思い出す方もいらっしゃるかと思います。

現在停止している3基のプールには、計2500本の使用済み燃料が収容されています。
現在のプールの温度は最も高い4号機で約25度。
冷却が止まっても使用済み燃料なので温度上昇は徐々に増加し、管理上限の65度に達するまでに、約4日間のようです。

もし4日間の間に改善されなければさらに上昇していきますので、一刻も早く改善されることを願います。