福島原発事故の評価が従来の「レベル5」からチェルノブイリ原発事故と同様の「レベル7」に引き上げることが経済産業省の原子力安全・保安院より発表されました。
福島原発がレベル7になった要因
今回の事故で外部に放出された放射性物質の量は、放射性のヨウ素131とセシウム137を合わせて3.7から6.3京ベクレルに当たると推定され、いずれも『レベル7』に相当するとのことです。
※「京」という単位は「1兆」の「1万倍」です。
レベル7の基準
原発事故の評価の最高レベルである「レベル7」の基準は下記のようなものになります。
外部への影響
放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出
原発内部への影響
原子炉や放射性物質障壁が壊滅、再建不能
現在まででレベル7の評価を受けた原発事故はチェルノブイリ原子力発電所事故以外ありませんでしたが、今回新たに福島原発事故が加わることになりました。
福島原発の評価「レベル7」の被害範囲と危険性
チェルノブイリ原発事故と同様の最高レベルであるレベル7の評価を受けた福島原発ですが、同様の放射線量がでてるわけではなく、評価だけが同様になった状態です。
実際にはチェルノブイリはさらに多くの放射性物質を飛散させております。このままの状態が続くと福島原発もチェルノブイリ原発事故と同様の量の放射性物質が飛散する可能性がありますが、あくまで現時点ではまったく同じというわけではありませんのでただちに被害が拡大するといった危険性はありません。
ただ、チェルノブイリと同等でなくても放射性物質は大量に飛散しております。地域によっては、年単位の避難が必要な場所がでてくると思われます。
これで判明したことは政府や一部技術者が安全と言い続けていた福島原発ですが、実際はもっと深刻な状態だということが確定したことになりますので、周辺住民に本来の危機感の認識が広まるのではないかと思います。< br />パニックを避けるための隠蔽を含む過小評価は今後議論されていくと思われます。
こんにちは。いつも興味深く拝見させてもらっています。
レベル7・・・ パニックを防ぐための過小評価・・・
そうですよね。
私は第一原発から230キロ離れた所に住んでいます。
子供が小さいので、もっと離れた所に退避とか考えていました。
でも、様々な所に原発あるんですね。不勉強でした。
またこんなにも地震に対して弱いとは。余震があるたびに電源が失われたとか・・・
正直言ってびっくりしました。
こんなに狭い国にこんなに原発が・・・
そういえば一号機の放射線量の件ですが、その後どうなったのでしょうか?
計器の故障とか。一部では既に再臨界しているとか。
水素爆発の可能性は?
管理人様は現状をどの様に分析されますか?
私は、全体としてはいい方向に行ってはいるが・・・と思うのですが。
また退避の距離について250キロ、300キロの考えに変わりはありませんか?
チェルノブイリの10分の1程度と政府は言っていますが、ヨウ素131やセシウム137しか発表されていませんが、プロトニウムやウランなども10分の1程度、関東から東北にばらまかれたのではないのでしょうか?
はじめてコメントさせていただきます。
いろいろと調べているうちに、こちらにたどりつきました。
私は川崎市に住む主婦で、小3と小6の息子がいます。
北風が吹く日は外出禁止にし、毎時0.1マイクロシーベルトを超えた日も外出禁止。洗濯物は部屋干し。雨はもちろん、雨上がりも外出禁止。
周りのお母さん達は誰も気にしていないように思いますが、私は神経質にしています。
でも、春休みが終わり、学校が始まりました。
体操服で半袖半ズボンで運動会の練習。マスクもせず。
本当に不安です。考えすぎて、毎日心臓がばくばくします。
本当ならどこかへ避難したいのですが、川崎に家を購入したばかりだし、子供の転校のことも心配です。お金もありません。
購入したばかりの家を売り、主人を残して川崎を出る勇気もありません。
それでも、子供のことを思うと、避難したほうが良いのでしょうか…
川崎の放射線量が少し高いので、すごく気になっています。
愚痴みたいになって申し訳ありません…
吐き出すところがないので、書かせていただいてしまいました。
こちらのブログはとても分かりやすく読みやすく、ありがたく思います。これからも読ませていただきたいと思います。
大変興味深い情報をありがとうございます。
昨日ストロンチウムが検出されたことを受け文部科学省の健康相談ホットラインに電話してみました。いろいろ質問したところ、基準値750万倍の汚染水はプルトニウムやストロンチウムが検出されたかどうかは発表されていないが、かなり汚染されていたので土壌で検出されたものよりも大量に含まれている可能性がある。現在魚や野菜についてストロンチウムやプルトニウムは測定していない。おそらく含まれていると思われるので食べないほうがいいでしょう。水道水も飲まないほうがいいでしょうと言われました。誘導尋問のように質問したためこのような回答になったのかもしれませんが、上手な言い訳も思いつかないようでした。。
こんにちは。突然すみません。テレビでレベル7という発表を見て、とにかくいてもたってもおられずインターネットで情報を探していましたら、こちらを拝見しました。
私は今、妊娠2か月です。1週間前に妊娠が発覚しました。
こんな大変な時に妊娠していて、もし胎児に何か影響があったらと思うと不安で不安で仕方ありません。外には一歩も出ず、うちの中に引きこもっています。
政府の発表はすべてがあいまいに聞こえます。
実家は北海道にあるので、避難することはできるのですが、妊娠2か月の体で飛行機に乗ることがいい事なのかも分かりません。風向きなどで、結局は北海道も危険なのでしょうか?
以前書き込みされた方と重複していましたらすみません。
>涼子さんへ
1号機の放射線量については原子炉内部で一時100シーベルトという数値が観測されたのですが、計器の以上と後日発表されました。
汚染水については移動させているようですが、移動しても移動しても冷却のために注水するのですぐにまた溜まってしまいます。
再臨界については現時点でその可能性のほうがはるかに高い状態だとおもっております。
政府は確実な状態になるまで可能性をかなり低く発表しますし、隠蔽の事実も続々と判明してしまっておりますので、なかなか信用できなくなってしまいました。
水素爆発に関しては現状可能性が少し高まったように思います。不安定な温度と不安定な圧力、さらに頻発する余震があります。
水素爆発した場合、政府は今の避難範囲でいいと発言していますが、それは少し過小評価しすぎと思います。
前回水素爆発した際には東京で1マイクロシーベルト毎時まで上昇しております。
最低でも風向き次第では周辺100km程度まではそれなりの被曝になってしまうのではないかと思います。
全体としては前進しているように思うのですが、解決の糸口がみえてこず、長期化は免れないと思われます。
>ふらいきゃっとさんへ
そうですね、プルトニウム等は分析を途中からしかしておらず、把握しにくいですが、おそらくそのように考えて問題ないかと思います。
>ふみさんへ
放射能に対して神経質になってしまうお気持ちはすごくよくわかります。
そしてその対応は間違っていないと思います。
せめて安定した冷却が行われて、飛散を防げる状態になるまでは被曝に対して適切な行動をとるのが正しいと思います。
家を購入されて離れられないとのことですが、ふみさんのように放射線量を見て高い日は外出しないなどの行動ができているのであれば引越等はしなくてもまったく問題ないと思います。
もし愚痴だとしても全然大丈夫です、コメントありがとうございます。
このようなブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。
>ローザさんへ
情報を教えてくださりありがとうございます。
そうですね、プルトニウム等の分析は海洋ではされたとする情報がないので、おそらくそのとおりだと思います。
今後の海洋汚染がすごく気になりますね。
>埼玉在住の妊婦さんへ
政府の発表は少しでもパニックを防ごうとするために政府や東電自身がパニックになってきているように思います。
妊婦さんとのことで、被曝に対しては気をつけたほうがいいので、被曝対策が重要になってくると思います。
きちんと被曝対策ができていれば埼玉であれば問題ないかと思います。
北海道に関してですが、風向き次第で飛散してくる場合もあるのは事実ですが、現状レベルの飛散量だとまず飛散してこないと思われます。
社長さま
また、おじゃまします。
そして、いつもわかりやすい情報をありがとうございます。
もう既にご覧になられたかもしれませんが、
you tube
4月11日 上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告(90分弱)
も、かなり信頼できるのではないかと思います。
すごく主観が入りますが、上杉さんの人相にも好感をもちました。
おすすめします。
さっそくコメントいただき本当に有難うございます。
誰も本当の事を教えてくれないという疑心暗鬼で不安で仕方ありませんでしたが、
とにかく被ばくしないように気を付けようと少し冷静になれた気がします。
ブログの更新是非これからも続けてください!
社長さま
昨日送信させていただいたコメントに、<4月11日>と入れましたが、これは、私がたまたま見たブログが11日にupされたもので、実際は6日に撮られたもののようです。 私の勘違いで、申し訳ありませんでした。 福島第一原発で最初に爆発が起こった時のニュースで、コメンテーターである学者が 「日本の技術が高いから、この程度ですんでいるのです。」と胸をはっているのを見ました。 えー、うそやろ?って心がざわざわしはじめました。 また、避難所を訪れた、被爆医療が専門という医師が、 「私は長崎から来ました。大丈夫ですよ。放射能は怖くないですよ。」 と説明した、という新聞記事も読みました。 そんなこと言うために、わざわざ長崎から出て来たの? でも、上杉さんの話を聞いて、それらの謎が解けました。 「新聞やTVと違う事を言うと、仕事が来なくなる。」そうです。 恐すぎます。
>premさんへ
取材報告は一度拝見いたしました!
今回フリージャーナリストのみなさんがいなければ政府の隠蔽が見抜けなかったかもしれないぐらいいろいろな事実を引き出してくれてますよね。
スポンサーだからテレビでは東電批判は放送されない、上杉さんも出演の番組もスポンサーをやめるという圧力で番組を降板させられ、それでも自分の身を削ってでも真実を報道してくれる方の勇気は素晴らしいと思います。
youtubeの動画も一度ブログに取り上げてみようと思います。
上杉隆さんのような人が今後も必要だと、すごく思いました。
>埼玉在住の妊婦さんへ
ありがとうございます。
少しでもお役に立てるよう更新させていただきます。