福島原発周辺の女性の母乳から放射性物質が検出されました。
市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)は20日、福島市内で記者会見し、福島など4県の女性9人の母乳検査で、茨城、千葉両県の4人から1キロ当たり最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表がありました。
母乳から放射性物質ヨウ素検出の詳細
「母乳調査・母子支援ネットワーク」が茨城県のお母さん5名、福島県3名、宮城県1名に母乳を提供してもらい検査したところ、最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されました。厚生労働省は水道水の放射性ヨウ素が同100ベクレルを超える場合摂取を控えるように求めております。
今回は36.3ベクレルとのことですが、さらに原発に近い地域のお母さん方はもっと高い数値を示す可能性があるとのことです。
今回9人中4人という高い検出率でしたので、実際に母乳から放射性物質が親から子へ渡ってしまっている世帯はかなりの数があると思われます。
母親が摂取した放射性物質より母乳に含まれる放射性物質はかなり少なくなるようなので、母親の方々はどの程度内部被曝されていたのかが気になります。
周辺住民の方々は母乳よりミネラルウォーターで粉ミルクからミルクを作ったほうがいいかもしれません。
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