スーパーで売ってる秋の魚をグリーンピース(国際環境NGO団体)が独自で放射能検査し、放射性物質セシウムが検出されました。
この結果により、関東から北海道にかけての魚は残念ながら汚染の可能性がありますので、食べないようにしてください。
セシウムは内部被曝後、筋肉周辺に吸収され、放射能を放出し続ける放射性物質です。
どうしても食べたいなら外国産の魚の方が安全です。
では、どのスーパーで、どの魚で放射性物質セシウムが検出されたのか詳しく掲載します。
秋のお魚から放射性物質セシウム検出の詳細
調査内容
- 調査期間:2011年9月4日~2011年10月7日
- 対象店舗:AEON、イトーヨーカドー、ユニー(アピタ)、ダイエー、西友
- 対象地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、福島県、宮城県の店舗
- 対象サンプル:秋の魚で、東日本太平洋側で捕獲された魚介類商品を中心に、各スーパーで12商品ずつ購入。
- 検査方法:「グリーンピース放射能測定室 シルベク」で、NaIシンチレーション検出器を用いてスクリーニング検査の後、第三者機関(日本食品エコロジー研究所)で、ゲルマニウム半導体検出器を用いて検査。
調査結果
- 5 社全てに、放射性物質(セシウム134,137)が検出された商品あり。日本政府が定める暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を下回っているものの、一般に購入できる魚介類商品に放射能汚染があるという事実が明らかになりました。(全60サンプル中34サンプルから放射性物質を検出)
- イトーヨーカドーで購入した12サンプル中8検体から放射性物質を検出(ダイエーと並んで対象スーパー中で最多)。
- ユニー(アピタ)で購入したワカサギ(茨城産)から88Bq/kgを検出(採取サンプル中で最高)。
- ダイエーで購入したブリ(岩手産)から60Bq/kgを検出。ダイエーで購入した12サンプル中8検体から放射性物質を検出 (イトーヨーカドーと並んで対象スーパー中で最多)。
- ブリ:8サンプル中6サンプルから放射性物質を検出。
- カツオ:18サンプル中14サンプルから放射性物質を検出。
- マイワシ:6サンプル中4サンプルから放射性物質を検出。
- サンマ・サケ:放射性物質を検出せず。
スーパーの魚が放射能汚染されている事実から今後気をつけること
スーパーに売られている東日本太平洋側の魚は放射能汚染の危険性が高いことが判明しました。
暫定基準値を超えた魚はなかったのですが、食べると内部被曝し、体内に蓄積され、放射能を放出し続け、被曝し続けてしまうことになるので、食さないのが一番安全です。
もしもどうしても食べたいのであれば、海外産の魚を食べたほうが安全です。
今後、魚介類の放射能検査が広がり、こういった海洋汚染区域で放射能汚染されてしまった魚が出回らなくなってから購入するようにしましょう。