福島原発事故から5月31日までの核実験監視用放射性核種観測網による大気中の人工放射性核種の測定結果が公表されました。
これによると、群馬県高崎市の大気中の放射能汚染積算量は、1966年に大気核実験が世界で行われていたときの3500倍、チェルノブイリ原発事故時の84倍だということが判明しました。
この資料の原本のPDFとこの資料を見るにあたっての注意点を掲載しました。
米沢 仲四郎 山本 洋一による大気中の放射能汚染の調査報告資料
資料のPDFはこちらから見ることができます。
※この資料で注意していただきたいのはチェルノブイリ事故時の茨城県つくば市における大気中の汚染濃度と今回の群馬県高崎市における放射能汚染を比べた結果が84倍であるということです。日本で起きたチェルノブイリ原発事故と同程度の原発事故なので、チェルノブイリ原発から飛散してきた時より数値が高くなることは必然といえます。といっても日本における大気中の放射能汚染は過去最高レベルの汚染であることは明白です。
福島県だけでなく他県の人も内部被爆対策は必須だったということがはっきりとわかる資料です。
今後はもっと世界各国でこのような測定結果が公表され、世界における汚染濃度も判明してくるかと思われます。