東京都世田谷区の住宅街の歩道で1時間あたり最大で2.7マイクロシーベルトを超える高い放射線量が測定されたと発表がありました。
東京都世田谷区の住宅街で最大で1時間あたり2.707マイクロシーベルトの詳細
10月3日、住民から「近所に高い放射線量の場所がある」との情報提供を受けて付近を測定したところ、世田谷区弦巻の住宅街の歩道で最大で1時間あたり2.707マイクロシーベルトという高い放射線量が測定されました。
原発事故後、都内のこれまでの空間放射線量の最高値は、3月15日に新宿区のモニタリングポストで測定された毎時0.496マイクロシーベルトしかありませんでした。
今回はその5倍もの線量で、高圧洗浄器で洗い流す作業を行ったようですが、効果がなく、現在は立ち入り禁止になっております。
今後本格的な除染作業をするということです。
放射能汚染された東京都
今回東京都でこれだけ高い線量が計測されたことで、福島周辺より少し離れた場所にある同じような地域での汚染もほぼ確実だと言えます。
ホットスポットと呼ばれるこのような特定の地域での放射能汚染は、実際測定してみないとわからず、全地域の全場所で測定器を持ち計測する必要がありますので、 まだまだきちんと計測できていない地域もありますのでさらにこれ以上の汚染されている地域が東京都にまだある可能性もあります。
やはり東京都も安全ではありませんでした。
歩道ということは、普通に暮らしているだけでも容易に内部被曝してしまう可能性があるということです。
福島原発事故からこれまで、さらにこれから生活する中で、原発事故の放射能物質による被曝を0にすることは不可能かもしれません。
汚染された食品が出回り、さらに東京都までが汚染されている現実。
もう被曝を避けるのは容易ではありません。
風評被害が起こると問題視されていますが、もう風評被害ではなく実害が実際に起こっています。
放射能は目に見えず、影響も時間がたってから現れるので、実際はもっと大変な事態になっている可能性が高いと思われます。