mixiに殺される?

今日もまた、ビジネスの話。

タイトルの通り、自分にとってやWEB業界にとってMixiは脅威になるかもしれない。

去年の11月ごろから決まっていたMixiのオープン化。

これはmixiは今会員制で会員しか見ることができないが、会員以外の誰でも見れるようにするというもの。さらに招待がなくても誰でも会員になることができるというもの。
設定すれば今までどおり会員だけに公開も可能だと思うけど。

Mixiだけでなく、他にもいくつもSNSがあるが、それのほとんどが招待制では会員が集められなくて誰でも会員になることができる制度で誰でも中身が見れる制度でやっている。

ではなぜMixiがオープン化されるとタイトルのミクシィに殺される?ということになるのか詳細は続きを読むからどうぞ

まず、本題に行く前に今回のオープン化ではWEB業界の様々な人の意見があるけど、その一部を紹介。(他サイトから抜粋)

下記参照

・大西宏さん(マーケティング・コンサルタント)
ユーザー数をもっ増やしたいということでは当然の動きでしょうが、劇的な変化が起こるとは考えにくいですね。
会員を増やすという効果とmixiが2ちゃんねる化するリスクの両面があるでしょうが、それはきっと承知の上のことでしょう。
SNSも成熟した感があり、会員の獲得競争の段階に入ったとも想像しますが、むしろ新しいビジネスモデルを考えた方がmixiが一皮むける近道じゃないでしょうか。

・エリック松永さん(経営コンサルタント)
既に虚偽のIDが横行しているmixiですから、いまさらオープン化と言われても何の影響も感じませんが。。。。。mixiのオープン化でプライバシーの問題とか言う人って、mixi使ったことあるのかなあと疑ってしまいます。
そもそもSNS乱立でかなり疲れてきているのは私だけでしょうか?

もともとでかいサイトででかい会員数やからオープン化しても今までと変わりないんちゃうか?という意見が多い。

ここからが本題

【ここからが自分の考え】
もちろん俺と同じ考えの人達もそれなりにいる。

まず、上記の考えのコンサルタント達はアホちゃうかと。
問題なんはそこじゃないんやと。
Mixiの会員数増加など問題ではない。

もっともっと大事なことがある。

もっと脅威を感じるべき。

自分が前からこだわっていたMixi日記を書くことについての無駄さ。
それはこんな閉鎖された空間で書く日記はビジネスにつながらないから。

だから外部ブログを運営することにした。
それがオープンになるとどうなるか?

ここが一番の脅威

【検索エンジンに表示されるようになる】

これが一番の脅威。

今の世の中、ブランド力がない企業はどうしたらいいか?
それは検索エンジンで集客する。
それがSEOという技術。

また、他社サービスを利用する。
ある程度集客が見込めるされる楽天やyahooショッピングなどを利用する。

たとえば今ネットショップを開設しようとする、多くの人はいい商品を売れば勝手に人が集まってくる!と勘違いする。

それはネットの世界においては確実に間違っている。
ネットの世界で成功するのは必ずといっていいほど集客力が必要。
それもひとつの会社の明暗を左右するほどに重要。

ブランド力で勝負できるのはもう成功している大手企業、それも超がつくほど有名な企業だけである。

たいていの場合は他社サービスの力を借りたりしないことには集客などままならない。

他社サービスの力を借りない場合はどう集客したらいいか?
もちろんいろんな方法はあるが、多くのウェイトを占めてるのは検索エンジン上位表示。SEOという方法。

例えば、検索エンジンで「スポーツグッズ用品 通販」と入力した場合、一位に表示された場合、その集客力は一日に数千人。

一位にならずともそれなりの集客は見込める。

そう、検索エンジンはWEBマーケティングの中心。
この順位ひとつで会社がつぶれたり、会社が儲かったりするぐらい。

そこに今回ミクシィのオープン化により、
【検索エンジンにミクシィが表示される】

この事態がどれほど深刻か。

他のSNSがオープンにしたところで何も問題ではない、こんなけユーザーがいるSNSがオープンするということがWEB業界にとって大問題。

WEBマーケティングに地殻変動が起きる。

ミクシィには個人名や、コミュニティ、日記と様々なページがあるが、それらが検索エンジンに認識されるという。

ただこれだけだとあまり問題はないが、特にコミュニティの存在が問題。

現在いろんなサイトでミクシィのこのコミュニティにいけばいい情報が手に入るよという話題が出てくる。
それがmixiオープン化にともない直接リンクが張られる。

そうすると2chなどの大手掲示板のようにさまざまな検索エンジンでヒットするようになる。

さらに2chと違うとこはコミュニティのURLは変わらないということ、2chは書き込みが1000を超えるとそのページは自動的に終了する。

だが、ミクシィは残り続ける。しかも参加人数を増やし続けて。

もうこれはコミュニティがひとつのサイトとしての役割になるほどの威力を持つ。

それならyahooなどのポータルサイトでも一緒じゃないか?という意見があるかもしれないが、yahoo知恵袋などはそれだけで個々のページがあるだけで、ひとつのサイトとして機能していない。それでもyahoo検索エンジンには表示されるが。
ミクシィのコミュニティは自然とリンクが集まり、それぞれがある程度の力を持つようになる。

ある人の見解では、ブログ100個分に相当するほどになるという人もいる。

オープン化することで、検索市場において、凄まじい力を発揮し、ほぼすべてのキーワードが、mixiコミュニティで埋まる可能性を秘めている。それが、脅威的なトラフィックを産み、mixiの第2創業時代へと進む。

じゃあそれを利用すればいいじゃないか?
という声もありそうだが。

しかしミクシィは商用禁止。

宣伝禁止。

もし自分が今コミュニティを運営して集客していたとする、でもそれを外部リンクに飛ばしたり、商用サイトに飛ばすといったことが不可能。

まあこれは当たり前のことだが、検索エンジンで表示されるmixiの情報は、ミクシィだけが儲かるシステム。
企業が運営するSNSで外部に利益をもたらす事態を許すはずがない。
楽天などでも外部リンクは禁止である。

オープン化にともない、コミュニティで宣伝をしようといった人が今よりももっと増えると思うが、広告収入がほとんどのミクシィだから必ずそういったタダで広告しようとしているものに対しての規制がさらに厳しくなると思うし、削除されたら終わりなのに、そんなことに労力を費やすのなら自分のサイトをミクシィに負けないように育てるほうに費やしたほうがいい。

自分のようにSEO専門の知識があって、ミクシィに負けないサイトを作れる人はあまり問題ないけど、SEOを外部に依頼して、簡単なキーワードで上位表示している企業にとっては死活問題なのではないか。

あるいわ倒産する企業もあるかもしれない。

ちょっと飛躍的な表現になってるけど、ここでタイトルの通りになる。

すぐには、こういった事態にはならないと思うが、1年後、どうなっているか。

100%といっていいほど、ミクシィのページが検索エンジンに表示されていくだろう。

Mixiだけが膨大に利益を稼ぎ続けて。

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