フリージャーナリストの安田純平さんがシリアの武装勢力に拘束され身代金を要求しているとして国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」がホームページで明らかにしました。
安田純平さんは6月下旬、シリア内戦取材のためにトルコ南部ハタイ県からシリア北西部に越境。帰国予定の7月中旬を過ぎても帰国していませんでした。
※後日、国境なき記者団が上記の発表を撤回しました。現在も安田純平さんは行方不明は続いておりますが、シリアの武装勢力に拘束され身代金を要求ということではないという状況のようです。
安田純平さんは7月の時点で消息不明になっていた
安田純平さんは7月に消息不明のニュースが流れていました。
最近になり国境なき記者団がホームページに掲載し話題になりましたが、関係者をはじめ、政府はすでに把握していたと思われます。交渉等の接触が始まっているのかは不明です。
国境なき記者団の安田純平さん拘束に関するホームページ
JAPANESE JOURNALIST IN DANGER, RSF CALLS FOR HIS IMMEDIATE RELEASE
日本政府の安田純平さん拘束に対する今後の対応
政府高官は23日、取材に「日本政府はしっかり対応している」と述べており、拘束の確認も含めて情報収集を強化する考えです。
今後どのように行動するかはまだ公表されておりません。
国境なき記者団とは?
言論の自由、報道の自由を擁護するために、1985年にパリで設立されたジャーナリストによる国際的な非政府組織。
世界に130の支部があります。
代表は創立者ロベール・メナール氏
公式サイト:http://www.rsf.org
安田純平さんのツイッターなど
更新は6月20日で止まっています。
最後の更新では、
これまでの取材では場所は伏せつつ現場からブログやツイッターで現状を書いていたが、取材への妨害が本当に洒落にならないレベルになってきているので、今後は難しいかなと思っている。期間限定の会員制で取材経過までほぼリアルタイムで現場報告することも考えてたが、危険すぎてやっぱり無理そう。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015, 6月 20
と危険な地域での取材に対してのツイートがあります。
日本人ジャーナリストの拘束では悲しい事件が多くとても心配になります。
どうか無事戻ってきていただきたいと願っています。